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泉南市ほほえみ歯科りんくう院のブログ

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詰め物や被せ物が取れたときの対処法

詰め物や被せ物が取れたときの対処法

食事中に突然、口の中で何かが外れる感覚を経験したことはありませんか。歯の詰め物や被せ物が取れてしまうことは、誰にでも起こりうるトラブルです。慌ててしまいがちですが、適切な対処をすることで、歯へのダメージを最小限に抑えることができます。ここでは、詰め物や被せ物が取れた場合の応急処置、やってはいけないこと、そして歯科医院での治療について詳しく解説します。

詰め物や被せ物が取れる原因

まず、なぜ詰め物や被せ物が取れてしまうのか、その原因を理解しておきましょう。最も多い原因は、接着剤の劣化です。詰め物や被せ物は特殊な接着剤で歯に固定されていますが、長年の使用や口腔内の環境変化によって接着力が弱まることがあります。

また、詰め物や被せ物の下で虫歯が進行している場合も外れやすくなります。虫歯によって歯の形が変わると、詰め物との適合が悪くなり、隙間ができて外れてしまうのです。さらに、歯ぎしりや食いしばりの習慣がある人は、歯に過度な力がかかるため、詰め物や被せ物が外れやすくなります。

硬いものを噛んだときの衝撃も原因の一つです。氷やナッツ、固い飴などを噛むと、その瞬間的な力で詰め物が取れることがあります。加えて、詰め物や被せ物自体の経年劣化も考えられます。材料によって寿命は異なりますが、一般的に5年から10年程度で劣化が始まることが多いです。

取れた直後にすべきこと

詰め物や被せ物が取れたら、まず落ち着いて行動することが大切です。取れたものは捨てずに必ず保管してください。状態が良ければ、そのまま再装着できる場合もあります。ティッシュペーパーに包むと紛失しやすいので、小さな容器やジッパー付きの袋に入れて保管しましょう。

取れた部分を確認しますが、舌や指で何度も触らないようにしてください。露出した歯は非常にデリケートで、刺激によって痛みが出たり、細菌感染のリスクが高まったりします。また、取れた部分に食べ物が詰まりやすくなるため、食事の際は反対側で噛むように心がけましょう。

できるだけ早く歯科医院に予約を入れることが重要です。詰め物や被せ物が取れた状態を放置すると、様々な問題が生じます。露出した歯は細菌感染を起こしやすく、新たな虫歯が進行する可能性があります。また、隣接する歯が移動したり、噛み合わせが変化したりすることもあります。

やってはいけないこと

詰め物や被せ物が取れたときに、やってはいけないことがいくつかあります。まず、市販の接着剤で自分で付け直そうとすることは絶対に避けてください。工作用の接着剤や瞬間接着剤は口腔内での使用を想定しておらず、有害物質が含まれている可能性があります。また、誤った位置に接着してしまうと、噛み合わせに問題が生じます。

取れた部分に食べ物を詰めることも避けるべきです。一時的に穴を塞ぎたくなる気持ちはわかりますが、食べ物は細菌の温床となり、虫歯や感染症のリスクを高めます。同様に、ガムを詰めることも推奨されません。

また、取れた詰め物や被せ物を無理に元に戻そうとすることも危険です。正しい位置に戻せなかったり、飲み込んでしまったりする可能性があります。さらに、痛みがないからといって放置することは最も避けるべき行動です。痛みがなくても内部では問題が進行している可能性が高いのです。

応急処置の方法

歯科医院をすぐに受診できない場合の応急処置について説明します。まず、口腔内を清潔に保つことが最も重要です。取れた部分に食べかすが詰まったら、ぬるま湯で優しくすすいで取り除きましょう。歯ブラシで磨く場合は、柔らかいブラシを使い、露出部分を傷つけないよう注意してください。

冷たいものや熱いもの、甘いものは、露出した歯にしみることがあるため避けましょう。食事は可能な限り反対側で行い、柔らかいものを選ぶことをおすすめします。硬いものや粘着性の高い食べ物は、さらなる問題を引き起こす可能性があるため控えてください。

痛みがある場合は、市販の鎮痛剤を服用することができます。ただし、あくまで一時的な対処法であり、根本的な治療の代わりにはなりません。また、患部を冷やすことで痛みを和らげることもできますが、冷やしすぎには注意が必要です。

どうしても歯科医院に行けない期間が長くなる場合は、薬局で販売されている歯科用の仮封材(テンポラリーセメント)を使用することも選択肢の一つです。ただし、これはあくまで緊急時の応急処置であり、できるだけ早く歯科医院を受診することが前提です。

歯科医院での治療

歯科医院では、まず取れた原因を詳しく調べます。レントゲン検査や口腔内検査によって、虫歯の有無、歯の破損状態、残っている歯質の量などを確認します。この診断結果に基づいて、最適な治療方針が決定されます。

取れた詰め物や被せ物の状態が良く、歯にも問題がなければ、再び装着することができます。内部を清掃・消毒した後、新しい接着剤で固定します。処置時間も比較的短く、その日のうちに治療が完了することが多いです。

しかし、多くの場合、取れた原因となる問題が存在するため、新しい詰め物や被せ物を作り直す必要があります。虫歯がある場合は、まず虫歯を取り除き、必要に応じて神経の治療を行います。その後、歯の型を取り、新しい詰め物や被せ物を製作します。完成までには通常、数日から数週間かかります。

治療期間中は仮の詰め物や仮歯を装着することが一般的です。仮の詰め物は取れやすいため、硬いものを噛んだり、粘着性の高い食べ物を食べたりすることは避けてください。また、定期的に状態を確認し、問題があればすぐに歯科医院に連絡しましょう。

予防策

詰め物や被せ物を長持ちさせるためには、日頃のケアと生活習慣が重要です。毎日の丁寧な歯磨きとデンタルフロスの使用によって、詰め物の周囲を清潔に保ち、虫歯を予防しましょう。詰め物と歯の境目は特に虫歯になりやすいため、意識的にケアすることが大切です。

定期的な歯科検診も欠かせません。3ヶ月から6ヶ月に一度は歯科医院を受診し、詰め物や被せ物の状態をチェックしてもらいましょう。小さな問題を早期に発見することで、大きなトラブルを防ぐことができます。

硬いものを噛む習慣は避けましょう。氷、硬い飴、骨付き肉の骨などは、詰め物や被せ物だけでなく、自然の歯にもダメージを与えます。また、歯ぎしりや食いしばりの癖がある場合は、歯科医師に相談してマウスピースを作製してもらうことをおすすめします。

詰め物や被せ物が取れることは珍しいことではありませんが、適切な対処によって歯への影響を最小限に抑えることができます。取れてしまったら慌てず、正しい応急処置を行い、できるだけ早く歯科医院を受診しましょう。そして日頃から予防を心がけることで、長く快適に使い続けることができるのです。

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