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矯正中の痛みはどれくらい?

矯正中の痛みはどれくらい?

はじめに

歯列矯正を検討している多くの人が最も気になることの一つが、治療中の痛みについてです。 「矯正は痛い」という話を聞いたことがある方も多いでしょう。しかし、その程度持続時間、対処法を正しく理解することで、不安を忘れ、治療に前向きに取り組むことができます。本記事では、矯正治療中に痛みの種類、程度、期間、そして効果的な対処法について詳しく解説します。

矯正治療で痛みの種類

矯正治療中に感じる痛みは、大きく分けて3つのタイプに分類されます。それぞれ発生のメカニズムや特徴が異なるため、慎重に保存することが重要です。

最も一般的なが「歯の移動に伴う痛み」です。 これは歯に矯正力がかかることで、歯根膜という歯を支える組織に圧迫や誘惑が起こり、炎症性の反応が起こることで感じる痛みです。 この痛みは鈍い痛みで、歯が浮いたような感覚や、噛むときの違和感として現れることが多いです。

次に「装置による粘膜の痛み」があります。 ブラケットやワイヤーが頬の内側や唇、舌に当たることで痛みがある、こすれることによる傷や口内炎の形で現れます。 この痛みは鋭い痛みとして感じられることが多く、食事や会話の際に特に気になります。

3番目が「調整時の痛み」です。 矯正装置の調整やワイヤーの交換時に一時的に強い力がかかるため痛みがありますが、治療直後に最も強く感じられます。 この痛みは通常数時間から数日で軽減していきます。

痛みの程度と個人差

矯正治療中の痛みの程度は、個人差が非常に大きく、同じ治療を受けても感じ方は人それぞれです。

年齢による差も慎重に現れます。若い患者さんほど痛みを強く感じる傾向があり、これは組織の代謝が慎重で炎症反応が強く出るためです。一方、成人患者では痛みは比較的軽いですが、歯の移動速度も遅くなる傾向があります。

女性による差も報告されており、一般的に女性の痛みの方に敏感とされています。

個人の痛みの痛みの値も大きく影響します。 普段から痛みに敏感な人は矯正治療中も強い痛みを感じやすく、逆に痛みに鈍感な人は軽微な不快感程度でちょうどことが多いです。

心理的軽減も痛みの感じ方に大きく影響します。治療に対して不安や恐怖心が強いと痛みを強く感じ、逆に治療結果への期待や前向きな気持ちがあると痛みを軽く感じる傾向があります。

治療開始時の痛み

矯正治療を開始した直後は、多くの患者さんが最も強い痛みを経験する時期です。初回装置装着時の痛みについて詳しく見ていきましょう。

ブラケット装着直後から6-8時間後に痛みが現れ始めることが多く、24-48時間後にピークを迎えます。 この痛みは主に歯の移動に伴うもので、歯根膜の炎症反応によるものです。

最初の1週間は、噛むことが困難になることが多く、硬い食べ物は余計必要があります。この時期は流動食や軟らかい食べ物を中心とした食事が推奨されます。

口の中の粘膜も装置に慣れていないため、ブラケットやワイヤーがかかって口内炎ができやすい時期です。 特に頬の内側や下唇の外側に傷ができやすく、話すことや食べることに困難をきたすことがあります。

しかし、幸いなことに、この強い痛みは長続きしません。 多くの場合、1週間から10日程度で痛みは大幅に軽減されますが、2週間もあれば日常生活にほとんど苦痛がない程度まで改善します。

調整時の痛み

矯正治療中は定期的に装置の調整を行いますが、この調整後にも痛みが生じることがあります。調整時の痛みの特徴について説明します。

調整の内容により痛みの程度は変わります。ワイヤーの交換だけの場合は比較的軽いですが、より強いワイヤーに変更したり、新しいメカニクス(歯を動かす仕組み)を追加したりする場合は、治療開始時と同程度の痛みが生じることもあります。

調整後の痛みは通常、直後から数時間後に現れ始め、24時間以内にピークを迎えます。その後2-3日で軽減し、1週間程度でほぼ消失することが一般的です。

調整の頻度は通常月に1回程度のため、痛みのサイクルも約1か月周期で行われることになります。

パワーチェーンやゴムなどの補助装置を使用する場合、追加の痛みが生じることがあります。これらの装置は特定の歯に集中的に力をかけるため、局所的に強い痛みを感じることがあります。

装置別の痛みの特徴

使用する矯正装置により、痛みの特徴や程度が異なります。主な装置ごとの痛みの特徴を解説します。

金属ブラケットは最も一般的な装置ですが、比較的痛みが出る傾向があります。装置が硬く、粘膜への刺激も強いため、特に治療初期は口内炎ができやすいです。ただし、歯の移動効率が良いため、治療期間を短縮できるという余裕があります。

セラミックブラケットは審美的に優れていますが、金属ブラケットと同程度の痛みが生じます。ただし、材質がやや柔らかいため、粘膜への刺激は軽減される場合があります。

リンガルブラケット(舌側矯正)は舌に接触するため、特徴的な痛みや違和感があります。 舌が装置に接触することで傷ができやすく、にも影響を考えます。

マウスピース矯正(インビザライン等)は、従来のブラケット矯正と比較して痛みが軽く感じます。 装置が慎重なプラスチック製粘膜を非常に困難に、また取り外しが可能なため、痛みが強い時は一時的に外すことも可能です。

セルフライゲーティングブラケットは、従来のブラケットよりも弱い力で歯を移動させるため、痛みが軽減される傾向があります。また、調整時の処置時間も短縮されるため、患者の負担も軽減されます。

効果的な痛み対策

矯正治療中の痛みは完全に気にならないことはできませんが、適切な対策により大幅に軽減することが可能です。

鎮痛剤の使用は最も一般的で効果的な方法です。 市販のイブプロフェンやアセトアミノフェンが推奨されることが多く、医師の指示に従って適切に服用することで痛みを効果的に行うことができます。

冷却療法も効果的です。治療直後から24時間以内は、頬の外側から氷嚢や冷却シートで冷やしやすいので、炎症と痛みを考えることができます。 なお、長時間の冷却は避け、15~20分程度を目安に行います。

塩水うがいは口内炎の予防と治癒促進に効果があります。ぬるま湯に食塩を溶かした塩水で、1日間繰り返しうがいを行うことで、口腔内を清潔に、炎症を重視することができます。

ワックスの使用は、装置による粘膜の刺激を軽減する有効な方法です。ブラケットやワイヤーの角が当たる部分にワックスを貼ることで、直接的な接触を防ぐことができます。

食事の工夫が重要です。痛みが強い時期は、お粥、うどん、ヨーグルト、スープなど、軟らかくて噛む必要のない食べ物を中心とした食事にします。また、とんでもなく熱いものや冷たいものは避け、適温のものを摂取することが推奨されます。

食事への影響と対策

特に治療開始直後や調整後は、食事に大幅な制限が生じることがあります。

痛みが強い時期の推奨食品には、お粥やリゾット、軟らかく煮た野菜、豆腐、卵料理、ヨーグルト、プリン、ゼリーなどがあります。これらの食品は噛む力をほとんど必要とせず、栄養価も高いため、痛みがある時期の主食として適しています。

避けたほうがいい食品は、硬いもの(せんべい、ナッツ類)、粘着性の高いもの(キャラメル、餅)、繊維質の多いもの(肉類、根菜類)などです。

調理方法の工夫が重要です。野菜は十分に軟らかになるまで煮込み、肉類は細かく刻んだり、ひき肉を使用したりすることで、噛む負担を軽減できます。また、食品を小さく切ることで、大きく口を切る必要がなくなり、痛みの軽減につながります。

栄養バランスの維持も考慮する必要があります。軟らかい食べ物に偏ると栄養が不足する可能性があるため、サプリメントの使用や、栄養価の高い流動食の活用も検討します。

食事の仕方も工夫が必要です。 一度に大量に食べるのではなく、少量ずつ頻繁に分けて食べることで、咀嚼の負担を軽減できます。 また、前歯で噛むのではなく、奥歯で噛むようにすることで、痛みを軽減できます。

睡眠と日常生活への影響

特に治療開始直後は、夜間も痛みが続くため、睡眠の質が低下することがあります。

への対策として、就寝前の鎮痛剤の摂取が効果的です。医師に相談の上で、適切なタイミングで鎮痛剤を服用することで睡眠することで、夜間の痛みを軽減し、良質な睡眠を確保できます。

枕の高さや睡眠にも注意が必要です。 頭を少し高くすることで血流を調整し、炎症を起こす姿勢効果が期待できます。 また、うつ伏せ寝は装置に圧力がかかるため避け、前向きや横向きで寝ることが推奨されます。

日中の活動にも影響が出ることがあります。

学校や職場での対応も考慮が必要です。治療開始時期や調整日程を、重要な行事や試験と重ならないように調整することで、日常生活への影響を極力抑えることができます。

痛みの軽減と治療効果

痛みを軽減したいあまりに、当面の対処法と、治療効果への悪影響を考慮する可能性があります。適切なバランスを考慮することが重要です。

装置を勝手に調整したり、外したりすることは絶対に避けなければなりません。痛みを軽減しようとしてワイヤーを曲げたり、ゴムかけ計画を中断したりすると、治療が狂い、治療期間の延長や治療効果の低下につながります。

特に消炎作用のある鎮痛剤を使用すると、歯の移動を阻害する可能性があります。

痛みがあっても、可能な範囲で正常な嚼を覚悟することも大切です。 全く噛まない状態が続くと、歯や顎の機能が低下し、治療後の安定性への影響を考慮する可能性があります。

定期的な受験を怠らないことも重要です。痛みが強いから受験を控えると、問題の早期発見や適切な対処が解決する可能性があります。

まとめ

矯正治療中の痛みは避けられないものですが、その程度や持続期間、対処法を正しく理解することで、不安を軽減し、治療に前向きに取り組むことができます。痛みは主に治療開始直後と調整後に現れますが、通常1週間程度で大幅に軽減します。を取り行うことで、日常生活への影響を最小限に抑えることが可能です。重要なのは、医師との十分なコミュニケーションを、不安や痛みについて遠慮なく相談することです。適切な対処により、痛みをコントロールしながら、理想的な歯並びを手に入れることができるでしょう。

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